広島県庄原市の西城町観光協会が、1970年代に町内を中心に目撃が相次いだ謎の類人猿「ヒバゴン」の目撃地点を巡るオンラインツアーの動画を作った。当時の「騒動」を知る人がそれぞれの地点でエピソードを紹介する内容で、ユーチューブ(https://youtu.be/EvVhchwyp-k)で公開している。
「全身毛だらけで、身長160センチくらいだったと……」。町内の山道で恵木(えぎ)剋行さん(77)がビデオカメラに語る。合併前の旧西城町で「類人猿相談係」を務めた恵木さんは当時、町に押しかけたマスコミの対応にも当たった。ヒバゴンを目撃した人(故人)について「私もよく存じていて、うそをつくような人ではありません」と明言する。
動画のタイトルは「ヒバゴン50周年記念オンラインツアー」。ヒバゴンが初めて目撃されてから昨年7月で半世紀となった。これを機に観光協会が制作を始め、今年2月に完成した。恵木さんが案内人を務め、3カ所の目撃地点を巡る。ヒバゴンの「足形」を保管する庄原署も訪ね、当時を追体験してもらおうという内容だ。
このほか、古事記に登場するイ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル