財政難を抱える北海道室蘭市は4月から、資源ごみとして分別回収し、リサイクルをしてきたプラスチックごみを焼却処理に変更する。人口減が続き税収が落ち込むなかで、財政再建策の一つとして費用が安く済む焼却に転換する。ごみ袋の値上げやごみ回収場所の縮小なども予定している。
市環境課によると、分別回収、リサイクルしていたプラごみは、卵や豆腐のパック類、ポリ袋、シャンプーなどのボトル類、ペットボトルのキャップの4種類。2006年から一般ごみとは別の有料袋に入れてもらい、月1回、回収してきた。
回収後は中間処理施設でリサイクルに適したプラ容器を選んだ後、日本製鉄構内の工場で燃料に加工して、製鉄に使うリサイクルをしてきた。
しかし、年間の回収量は約150トンと少なく、効率は悪かった。同課は量が集まらなかった理由として、リサイクル用の袋が有料であることや、プラごみのなかで多くを占める総菜や弁当の容器を除いたことを挙げている。
同市の人口はピークとなった…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル