栃木県足利市で2月下旬に発生し、鎮火まで23日間かかった山火事の原因について、同市は30日、「たばこの不始末と推定される」と発表した。被害額は約3200万円に上ることも判明した。
足利市消防本部予防課の調査で、出火場所付近で数本のたばこの吸い殻が見付かったという。被害面積は約106ヘクタールとしていたが、栃木県環境森林部の現地調査の結果、約167ヘクタールに拡大した。延焼区域の森林はすべて民有林で、アカマツを含む広葉樹林が90%、スギ、ヒノキ林が10%。県は市や森林所有者の意向を踏まえ復旧を支援するという。(根岸敦生)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル