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漫画喫茶で生活している「ホームレス作家」がいる。赤松利市さん、63歳。デビューから1年の新人作家ながら、初の長編小説が山本周五郎賞の候補になり、15日の選考会では受賞作に次ぐ高い評価を得た。年収2千万円の生活から転落し、波乱の半生を送ったという、この作家。一体、何者なのか。
「住所不定」。公表されている経歴にギョッとする。本人に確かめると、月決めで借りた東京・浅草の漫画喫茶で生活しているという。「書くことしか、他に余生でやりたいことがない」。オールバックの髪形に黒いサングラス。こわもての外見で、一言一言、言葉を選びながら、物静かに語る。
作品世界は、壮絶な人生から生…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル