春は人事の季節です。「転勤」と聞くと、心がざわつきませんか。会社が「人材育成」などとうたう一方、介護や子育てなどへの影響が大きく、頭を悩ませる人もたくさんいます。共働き家庭が主流となる中、専業主婦家庭や独身者などへの偏りも目立ちます。いまの時代になじみにくそうな転勤について考えます。
同行で再就職できず・独身にしわ寄せ…
デジタルアンケートに寄せられた声をご紹介します。
●夫の言葉に怒り通り越しあきれ
転勤族です。転勤族、ついていくも地獄、別れて暮らすも地獄、地獄じゃないでしょうか。子どもが幼稚園まではまだなんとかなる。小学校に入ると大変です。転校後、子どもの精神的安定に母親として神経をすり減らして必死に対応しました。夫も新天地で大変だろうとあまり子どもに関して愚痴や心配事をいわなかったのですが、とあるとき、うちの子どもは、転校後はすんなりなじんだよな?と夫から言われた時はがくぜんとしました。怒りを通り越してあきれ、ですね。あなたの転勤のためにこんなに子どもも苦労している、とはっきり言った方がよかったでしょうか。チックもでました。転校後1年は目立たぬようおとなしく。それが生きる術なんだそう。かわいそう。(愛知県・40代女性)
●仕事辞め、園見つからず
春から夫が転勤となり、帯同の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル