アパートで隣人の知人男性を刃物で刺して殺害したとして、大阪府警は20日、大阪府門真市大倉町の無職、菅原勇二容疑者(74)を殺人の疑いで再逮捕し、発表した。「見知らぬ男をナイフで刺した」と供述する一方、殺意は否認しているという。
門真署によると、菅原容疑者は3月31日午前11時45分ごろ、自宅があるアパートの2階で、門真市島頭1丁目の千葉一紀さん(51)の首や腹をナイフで複数回刺し、出血性ショックで殺害した疑いがある。同署は、ナイフ2本(いずれも刃渡り約14センチ)を現場や容疑者から押収。犯行に使われたとみている。
菅原容疑者は今回の事件と同じ時間帯に、同じアパート2階に住む隣人男性(70)をナイフで切りつけて負傷させたとして、殺人未遂容疑で緊急逮捕された。大阪地検が20日に同容疑を処分保留としたことを受け、署が再逮捕した。
千葉さんはこの隣人男性の知人で、事件前に男性宅を訪問。男性から菅原容疑者の言動について相談を受け、容疑者宅に向かったという。菅原容疑者は緊急逮捕時、「因縁をつけられて腹が立った」と供述。署は、隣人同士のトラブルに千葉さんが巻き込まれたとみている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル