通常国会が召集!国会議員の仕事始め…?
2020年の通常国会(第201回国会)が今日1月20日に召集されます。ところで「通常国会」とはどういうものなのでしょうか?通常国会と言うからには「通常じゃない国会」もあるのでしょうか……?
社会科や公民の授業で一度は習ったことかもしれませんが、今回はいまさら人に聞けない「国会」についてまとめました。
国会は何種類?
一口に「国会」といっても様々なあり、全部で4種類の国会があります。
1.通常国会(常会)
常会と呼ばれる通常国会は、国会の基本で、会期も他のものと違って明確に日数が決まっており、150日間で一度だけ会期延長ができます。1月20日から150日間となると通常国会は6月17日まで開かれる予定です。通常国会が始まると大きな目玉として2020年度の国家予算の審議に注目が集まります。
通常国会冒頭には内閣総理大臣から施政方針演説、関係大臣が外交演説・財政演説・経済演説を行い、それに対して各会派が代表質問を行います。
ちなみにこれまで行われた通常国会の中で歴代最長だったのは2015年の245日間。臨時国会も含めると1972年12月から行われた特別国会が最長でなんと280日間にもわたって開会されていました。
2.臨時国会(臨時会)
150日間の通常国会は例年夏頃に閉会します。その次に開かれる国会は次年1月からの通常国会のため、約半年も期間が空いてしまいます。その間に何か起きた際に対応するための国会が臨時国会です。
臨時国会は災害対策のための補正予算や法律案の審議が必要になったときなどに文字通り臨時に召集されます。憲法53条で「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない。」と定められており、衆参どちらかの総議員の4分の1以上から要求があったときに内閣は臨時国会を召集するものとしています。
前回の臨時国会は昨年12月9日に閉会した第200回国会でした。この臨時国会では日米貿易協定の承認や防衛省職員給与法の改正などが行われました。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース