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13日、全国の新型コロナウイルス新規感染者数は午後9時現在で1693人と、2日連続で過去最多を更新しました。大阪府で263人、長野県で23人と過去最多を更新。茨城県では26人と過去最多に並ぶ感染者数となりました。また、北海道で235人、神奈川県は146人と、過去最多にあと1人に迫る感染者数となっています。49人が確認された沖縄では、感染者数が12日の倍近くに増えていて、急激に感染者が増えている地域もあります。 “第3波”はいつまで続くのでしょうか。感染症学が専門の国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授に話を聞きました。 (Q.全国の新規感染者のグラフを見ると、今月に入って3つ目の山ができつつあります。3つ目の山はどうなると思いますか?)
国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授:「このままピークを迎えてすぐに減るということは考えにくいと思います。第1波や第2波と比べると、第3波は相当な数になる可能性があります。第1波の頃は、最初の流行でもあり、緊急事態宣言も出されるなど、かなりの制限がかかり、感染者を減らすことができました。第2波は、営業時間の短縮などが要請されたほか、多くの人が緊張感を持って感染対策をしっかりやろうという動きになって、下がることは下がりました。ただ、第1波の時のような厳密なことをやったわけではないので、中途半端な状態で続く状況になりました。その後、山を越えたことによる安心感や、社会自体が元の状況に戻ろうということで、人の動きも活発化した結果が、今の状況に反映されていると思います。これから3~4カ月間、寒くて乾燥する時期が続きます。社会全体の接触頻度が変わらないのであれば、相当大きな山になって、感染者も出続けると思います」 (Q.東京都の新規感染者は、8月上旬の472人が最多でした。今後、これを上回る可能性もありますか?)
国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授:「簡単に上回ると思います。東京都の会議でも出ていたように、このままのペースで1カ月経つと1000人ぐらいになる可能性もあります。社会の動きは現在、ほぼ制限のない状態になっているので、よほど皆さんの状態が変わらない限りは増えていくと思います」 (Q.インフルエンザと新型コロナに同時感染した人もすでに出ています。同時にかかると、どんな恐れがありますか?)
国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授:「1人の体のなかで2つのウイルスが増殖していきますので、体が受けるダメージも相当なものになります。これまでに報告されているレポートを見ても、重症化しやすいと書かれています。特に高齢者は十分警戒して頂きたいと思います」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース