国内:19日(木)に青森県で最大震度5弱
この1週間で、国内で観測された地震回数は前週と変わらない水準です。震度3以上の地震が多く、9回発生しています。(12月16~21日の集計)
19日(木)15時21分頃、青森県東方沖を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生し、青森県階上町で震度5弱、青森県八戸市や三沢市、岩手県久慈市や二戸市などで震度4を観測しています。震度5弱以上を観測する地震は、12日(木)の北海道宗谷地方に続き2週連続です。
このエリアでは少ない正断層型
地震のメカニズムは「北北東-南南西方向に張力軸を持つ正断層型」と解析されています。
この地域では主にプレート境界で起きる「東西方向に圧力軸を持つ逆断層型」の地震が目立ち、時々今回のように「太平洋プレートの内部」で起きる正断層型の地震が発生します。大震災前の2001年4月3日にもプレート内部で正断層型の地震が発生しました。
東北北部~釧路沖~千島列島の沖では太平洋プレートが曲がっていて、沈み込む方角がやや異なるため、プレート内部では南北に引っ張られて正断層型になることがあると考えられています。
世界:アフガニスタンでM6超の深発地震
アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は1回発生しています。20日(金)にアフガニスタン東部を震源とするマグニチュード6.1の地震が起きました。陸域の地震でしたが、震源が210kmと深かったため、大きな揺れは観測されていません。
アフガニスタンの東部はしばしば大きな地震が発生し、最近では去年5月に今回の震源の少し東側でマグニチュード6.2、深さ116kmの地震が起きています。震源が深いからと言っても必ずしも安心という訳ではありません。
2015年10月のマグニチュード7.5の地震では、深さが200km以上にも関わらず、強い揺れに見舞われ、隣国のパキスタンを中心に大きな被害が出ています。
アフガニスタンはインドプレートとユーラシアプレートの境界に近く、周辺のタジキスタンやパキスタンとともに内陸の大きな地震がしばしば発生します。
ウェザーニュース
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