北海道・知床半島沖で乗客・乗員計26人が乗った観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故で24日、水中につり下げた状態で作業台船「海進」で運ばれていたカズワンが、水深約180メートルの海底に落下した。つり下げ用のベルト2本が航行中に切れており、海上保安庁は26日に再びつり上げる方針。
カズワンは23日に水深約120メートルの海底から海面近くにつり上げられたばかりだった。事故原因の解明のため24日夕にも台船上に引き揚げる予定で、その作業のため水深の浅い斜里港沖に向かっていた。
海保によると、24日午前10時20分ごろ、台船から「カズワンを海底に落とした」と連絡があった。無人潜水機で捜索したところ、午前11時40分ごろ、ウトロ漁港(斜里町)の西約11キロの海底で、船底が下になった状態で見つかった。午前9時の無人潜水機による確認時は異常はなく、午前10時までの間に落下したとみられる。大きな損傷はないとみられるという。
船は5本のベルトでくるむよ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル