違法な高金利で金を貸したとして、警視庁は27日、埼玉県川口市の経営コンサルタントの男(51)を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで書類送検し、発表した。
男は女性客相手に貸し付けの見返りに性行為などを求めていたといい、調べに対して「金を貸すことで優越感に浸れた。女性との出会いが目的だった」と話しているという。
目黒署によると、男は2014年10月~17年7月、無登録で東京都内の30代女性2人に計4回、総額で約20万円を法定金利(1日0・3%)の約1・4~2・7倍で貸し付け、利息計2万円を得た疑いがある。
男はネット上のブログや掲示板で「個人間融資」と称して集客。10年から今年5月までに、全国の約110人に計約1680万円を貸し、約600万円の利益を得ていたと署はみている。客のほとんどが女性で、男は性行為を求めたり、遠方の借り主には裸の自撮り画像を送らせたりしていたという。
個人間の融資をうたって客を募り、貸金の見返りに一時的な性的関係などを迫る手口は、ネットで「ひととき融資」とも呼ばれている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル