山形県鶴岡市西目で起きた大規模な土砂災害で、同市は5日、現場の土砂の中から見つかった男女2人の遺体は、行方不明になっていた高齢夫婦だったと発表した。山形県警がDNA型鑑定をして身元の特定を進めていた。
市などによると、亡くなったのは西目地区の住民の80代男性と70代女性の夫婦。自宅にいたところを土砂崩れに巻き込まれたとみられる。家屋とともに土砂などに押し出されたとみられ、遺体はこの夫婦の自宅南隣の民家があった場所で見つかった。遺族の意向を受け、市は氏名を公表していない。
災害は12月31日未明に発生。西目地区の裏山の斜面から幅約100メートル以上、高さ約20~約30メートルにわたり大量の土砂や樹木が崩れた。住民が暮らす民家2棟を含む約10棟の建物が倒壊し、民家1棟からは住民2人が救出された。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル