東京都営地下鉄の駅に整備している安全対策用のホームドアについて、都は26日、来年2月に全4路線計106駅で設置が完了すると明らかにした。都議会代表質問で、久我英男交通局長が、菅野弘一氏(自民)の質問に答えた。
都営地下鉄のホームドアは、三田線が2000年度、大江戸線が13年度、新宿線が19年度にそれぞれ全駅で設置完了。未設置の駅が残っていた浅草線については、世界的な半導体不足でドアの製造が最大10カ月遅れた影響で、一部駅で設置が遅れたケースもあるという。
全駅での設置完了を後ろ倒ししないため、工事や確認作業を効率化させることで工程を大幅に圧縮。これにより、都交通局が管理する駅は11月までに、京成電鉄が管理する押上駅は来年2月までに、それぞれ設置が完了することになったという。
久我局長は「今後も安全対策に積極的に取り組み、誰もが安心して利用できる都営地下鉄を実現していく」と述べた。(本多由佳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル