東京都中学校長会は9日、都内の公立中学3年生(7万8108人)の進学希望調査結果を公表した。12月時点で全日制高校の志望者は全体の88・39%(前年比0・89ポイント減)で、8年連続で過去最低となった。
全日制志望者のうち、都立高志望は71・98%(同0・38ポイント増)だった。募集定員に対する倍率の高い順にみると、普通科は、豊島(2・37倍)▽新宿(2・27倍)▽本所(2・14倍)など。専門学科は、工芸のデザイン科(2・37倍)▽農業の都市園芸科(2・11倍)▽工芸のグラフィックアーツ科(2・09倍)などだった。
全日制以外の志望者は、都立の昼間定時制が2・97%(前年比0・02ポイント増)、都立以外の通信制が4・71%(同0・66ポイント増)などだった。
都立高は、今春の入試から男女別定員を撤廃して男女合同選抜に移行する。都教育委員会の担当者は「倍率に大きな変化はなかった。男女合同選抜に移行した影響は出ていないと推測している」と話した。
調査結果の詳細はホームページ(https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/release20240109_03.html)で紹介されている。(本多由佳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル