上沢博之
中国の上海浦東空港から成田空港に11日夜に到着した日本貨物航空の貨物便(B747―8型)の左主翼から、「フェアリング」と呼ばれる一部金属のプラスチック製カバー(重さ60キログラム)が欠落していたことがわかった。
国土交通省成田空港事務所が発表した。欠落したフェアリングは長さ4・4メートル、幅60センチ、高さ75センチ。翼のフラップの機械部分を覆っていた。上海浦東空港を離陸後に落下したとみられるが、カバーは見つかっておらず、被害は確認されていないという。
部品の欠落は、成田空港に同日午後9時ごろに着陸した後の点検で判明。成田国際空港会社は午後10時13分から約10分間、A滑走路を閉鎖して落下物の有無などを点検したが、異常は見つからなかった。国交省成田空港事務所は「大きな部品欠落の事案に該当する」としている。(上沢博之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル