伊勢湾に面したJR参宮線の「池の浦シーサイド駅」(三重県伊勢市二見町)が、3月14日のダイヤ改定で廃止される。海水浴や潮干狩りを楽しむ客のため、1989(平成元)年に夏季限定で設置された臨時駅だが、近年はほとんど利用者がいなかった。
海に面した長さ60メートルの単線のホームは、毎日列車が行き交うものの、1本も止まることはない。近くに住む大西一正さん(70)は「駅から海水浴場へ向かう人の列ができて、浜辺はテントを張る隙間もないぐらいにぎわった」と、30年前の池の浦海水浴場を懐かしむ。
「昔はにぎわったのになあ」と住民。記事後半で池の浦シーサイド駅とその周辺を動画で紹介します
拡大する3月のダイヤ改定で廃止される池の浦シーサイド駅は、フェンスが立てられて入れないようになっている。地元の大西一正さんは「寂しいが利用する人もいないから仕方がない」と話す=2020年2月13日午前11時48分、三重県伊勢市二見町、臼井昭仁撮影
駅のすぐ前に砂浜があるほか、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル