長州「正論」懇話会の第29回講演会が28日、山口県下関市の市生涯学習プラザで開かれ、麗澤大客員教授の西岡力氏が「日韓関係と北朝鮮拉致問題の行方」と題して講演した。
西岡氏は「北朝鮮には圧力をかけ、話し合いに引きずり出すしかない。米国のトランプ大統領が言及するなど、拉致の深刻さを国際世論にインプットする戦略は成功しつつある。中長期的に見れば、解決の糸口は見えている」と指摘した。ただ、「中国の支援を背景に、北朝鮮は米朝交渉も日朝交渉も先延ばししている。苦しい状況だ」とも述べた。
今後の交渉については「北朝鮮が本当のことを言うとはかぎらない。国民が本当に怒っているということを示さなければならない。見せかけの成功を求めず、『全被害者の一括帰国を』と言い続けるしかない」と強調した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース