関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から金品を受け取っていた問題で、関電の第三者委員会は14日、調査結果を公表した。受領者は75人で、総額計約3億6千万円相当だった。森山氏が金品を提供しつつ自分が関係する企業への発注を求め、関電がそれに応じて実際に発注していたと認定。「明らかなコンプライアンス違反で、ガバナンスの観点からも極めて重大かつ深刻な事態だ」と指摘した。
関電は報告書の内容を踏まえ、引責辞任した岩根茂樹社長(66)の後任に、森本孝副社長(64)を選んだ。新旧社長は同日夜、関電本社で記者会見する。
第三者委のメンバーは委員長の…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル