編集委員・大鹿靖明
長崎県五島列島の奈留島で、隠れキリシタンのお授け(洗礼式)が51年ぶりに行われた。「禁教期のキリシタン研究会」世話人の柿森和年さんらが1日、長崎市で発表した。残された文献や映像に加え、関わった人への聞き取り調査などから、忠実に再現した。
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が世界文化遺産に登録されて5年が経つのを踏まえ、8月1~4日にかけて洗礼式を実施した。地元に住む柿森さんら3人の隠れキリシタンの子孫が行事に必要な三役を務め、柿森さんのめいの子で、千葉県に住む内山丈輔君(1)が洗礼を受けた。
儀式は、三役が古井戸から聖…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル