地震から1週間を迎えた石川県輪島市では、自宅が倒壊した被災者が、農業用のビニールハウスで避難を続けている。
当初は約30人が詰めかけたが、現在は20人ほどが避難する。倒壊した建物から正月用の餅などを出してコンロで焼いて食べ、余震が落ち着いたころ畳や毛布を持ちより寝るようにした。4台のストーブで寒さをしのいでいるが、夜に気温が下がると暖を取るのが難しいという。
援助物資もなかったが、現在は市や自衛隊から援助物資が運ばれるようになった。
ハウスを所有する保(ぼう)靖夫さん(69)は「昨日から降った雪などの影響で雨漏りがして布団がぬれた。雪の重さでハウスが倒壊しないか怖い。補強用の棒をハウスの中央に立てる予定だが倒壊の心配がある」と話した。(小宮路勝)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル