福島県会津若松市の法國寺会津別院で15日、新型コロナウイルスの終息を願い、高さ57メートルの観音像がマスクを装着した。作業員らがロープをたぐって上下に動きながら、軽快な作業で強大マスクの取り付けに成功した。
会津慈母大観音像は1987年8月に建立。5年ぶりのお色直し塗装と、2月の福島県沖地震によるひび割れの補修に合わせて、マスクを装着することになった。作業は足場が不要の高所作業を手がける神奈川県平塚市の「クライミング・ワークス」の4人が担った。
マスクは内側がナイロン製の網、外側が塩化ビニール製の網の二重構造で、大きさは縦4・1メートル、横5・3メートル。16日にはコロナ終息祈願法要があり、寺の堀金寿臣(たかおみ)支配人(53)は「マスクはコロナの終息宣言が出るまで着け続けます」と話した。(上田真仁)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル