愛知県警は7日、指定暴力団山口組弘道会の中核組織である高山組のナンバー3、佐竹憲治容疑者(53)=名古屋市東区=ら3人を強要容疑で逮捕・送検したと発表した。
ほかに逮捕されたのは高山組組員の松村聡容疑者(54)=三重県桑名市=と団体職員の安東和久容疑者(62)=名古屋市港区=。中署によると、3人は共謀して昨年5月16~25日、20代の会社役員の男性に対し、「俺は全国に舎弟がいるからお前の動きは全部わかる。下手な動きをすれば殺さなあかん」「断ったらどえらいことになるぞ」などと電話で脅し、6月1日、名古屋市東区の喫茶店で、京都市東山区の料亭の建物に関して「合意書」と題する書面に署名や押印をさせた疑いがある。
男性は以前この建物の所有権を持っていたが事件当時は別の業者が保有し、複数の業者の間で民事訴訟になっている。県警は、佐竹容疑者らが訴訟を有利に進めるために署名、押印させたとみて調べている。
佐竹容疑者と松村容疑者は「黙秘します」、安東容疑者は「間違っている」と話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル