北海道旭川市で、高校生と地元の老舗酒造会社などが協力して日本酒をつくるプロジェクトが今年度も行われ、1年間の集大成となる商品発表会がこのほど開かれた。
プロジェクトは、旭川農業高校と地元の高砂酒造が2021年度から行っている。学校側は生徒が生産から商品化まで一貫して体験し、生産物の品質への意識や経営感覚を持ってもらうことを期待。酒造会社側も、生徒に日本酒の良さを再認識してもらい、将来のファンになってもらうことを期待する。
今年度参加したのは、同高水稲専攻班の生徒15人。酒米は道内で開発された「きたしずく」を使い、育苗から収穫まで取り組んだ。
生産効率を高めようと試験的に密植も試みた。昨年6月は低温が続き、冷害の不安もあった。高砂酒造では醸造も実習。パッケージ業者の指導でラベルのデザインにも挑んだ。できあがった純米酒は「歩(あゆみ) 2023」と名付けられた。
3月10日に発売される。限定3300本、720ミリリットル入りで1485円。
米作の技術指導ではホクレン…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル