全国で相次ぐ高齢ドライバーによる交通事故を防ぐ政策を検討するため、東京都の小池知事は、ブレーキとアクセルの踏み間違えを防止する装置を取り付けた車を試乗しました。
4月に池袋で起きた暴走事故は、87歳の高齢ドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えたことが原因とみられ、松永真菜さんと3歳の娘・莉子ちゃんの、親子2人の命が奪われました。相次ぐ痛ましい事故を受けて小池知事は、急な加速や誤った発進を防ぐための装置を車に取り付けるための補助金の導入を検討しています。
小池知事は6月10日、都内の大手カー用品店で実際に制御装置を付けた車を試乗し、アクセルを踏み込んでも急発進しないことを体験しました。この装置はペダルからエンジンへ流れる信号を制御することで、ブレーキとアクセルを踏み間違えても車の急発進を防ぐことができます。
店によりますと、池袋の事故が起きた後、商品への問い合わせが相次いでいて、最近になって特設コーナーを設置しています。装置の売り上げも急激に伸びていて、事故があった4月と5月を比べると売り上げが13倍になったということです。
小池知事は今後、補助の対象や割合を決めて、なるべく早く制度化する考えです。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース