川村さくら
今年の「都道府県魅力度ランキング」について群馬県の山本一太知事は12日、報道陣から感想を問われ、「全体的に見てもランキングの報道が去年より大きくない。実際気がつかなかった」と述べた。県がこれまでに昨年の結果を分析し、統計的に疑問が残り信頼性に欠けるなどと指摘し、検証報告書も公表したことなどが「私から見るとかなり効果があった」と話した。
都道府県魅力度ランキングは民間調査会社「ブランド総合研究所」が毎年発表している。今年分は今月8日に発表され、群馬県は昨年に続いて44位だった。
山本知事は「すでに群馬県の主張はしっかり申し上げた。今年あえて強調する必要はない。去年は県民からも色々反応があったが、知事としてしっかり説明させて頂いた」とし、今年については「統計学的にみて根拠の乏しいランキングだと広がっていると思うので、県民の皆さんからの反応もない。群馬県がちゃんと説明したことは、ランキングを理解していただくために良かったのかなと思う」と話した。
山本知事は今年9月末に、昨年のランキングを分析した検証報告書をまとめたと公表。「統計的に意味のない誤差の範囲でのランキング」などと指摘していた。(川村さくら)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル