秋の火災予防運動(9~15日)を前に、元K―1世界王者の魔裟斗さん(44)が8日、東京都台東区の日本堤消防署の一日署長に就任した。区内の浅草寺で同日、消火訓練を行い、観光客らに火の取り扱いに注意するように呼びかけた。
訓練は、首都直下地震で寺の本堂で火災が起きたという想定。けがをした外国人観光客らを消防隊員が外に運び出し、魔裟斗さんの合図で一斉放水した。魔裟斗さんは消火器やAED(自動体外式除細動器)の使い方を隊員らから学んだ。
魔裟斗さんは集まった人に「空気が乾燥し、火災の発生しやすい時期になります。目で確認、声出し確認、火の用心を合言葉に安全安心な東京をともに守っていきましょう」と呼びかけた。
東京消防庁管内の今年の火災件数は7日現在で3580件で、前年の同じ時期より301件増えている。(長妻昭明)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル