2018年に閉場した築地市場跡地(東京都中央区)の再開発について、東京都は、国際会議やイベントが開催できる1万人規模の集客施設や、新たな船着き場を整備する方針を明らかにした。方針をもとに公募型プロポーザル方式で開発の事業者を選び、早ければ29年度中に一部施設を開業させる考えだという。
3月30日に公表された「事業実施方針」によると、今回の再開発は「世界中から多様な人々を出迎え、新しい文化を創造・発信する拠点」をコンセプトに掲げる。再開発の対象は約19ヘクタール。緑を充実させた広場や空間を確保し「歩きたくなるまち」を目指す。地区内を通る臨海部と都心部を結ぶ都道環状2号線をまたぐ歩行者デッキも整備する方針だ。
大規模施設については「東京…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル