平成28年10月に発生した鳥取県中部地震を後世に伝えようと、鳥取県は被害の状況や震災体験談などをまとめた「県中部地震記録誌」300冊を作製し、県内の各市町村や図書館に配布した。
記録誌はA4判約140ページ。被害の状況や住宅再建など行政の支援、観光などの風評被害への対応を紹介している。
地震後に対応にあたった自治体の防災担当者、警察官、学校長ら36人の「震災体験談」を掲載。地震発生直後の行動を振り返りながら、教訓をつづっている。また、当時の様子が分かる新聞記事も載せた。
記録誌は一般への販売は行わず、県のホームページで公開している。県は「ハード面だけでなく、生活復興支援にも触れているのが特徴。今後の地震防災対策に活用してほしい」としている。
鳥取県中部地震(マグニチュード6・6)は、倉吉市、湯梨浜町、北栄町で最大震度6弱を観測。死者はなかったものの、25人が重軽傷を負い、住宅約1万5千棟に被害が出た。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース