鳥取県は7月、鳥取砂丘近くに、月面や建設現場の環境を想定した新技術の実証フィールドをオープンさせる。県が取り組む宇宙関連産業の創出を目指す「鳥取砂丘月面化プロジェクト」の一環で、国内外の企業や研究機関の拠点として活用してもらう。
実証フィールドは、国立公園外にある鳥取大学乾燥地研究センターの敷地1ヘクタールに4500万円をかけて整備。1月に着工し、6月末に完成する。鳥取砂丘月面実証フィールド(約0・5ヘクタール)と建設技術実証フィールド(同)で構成する。
月面実証フィールドでは月面探査車など月面開発に関連する研究ができる。砂丘の砂や地形を活用し、平面や起伏のあるゾーンを備えるほか、研究テーマに応じて自由に掘削や造成ができるゾーンも設置する。
県は6月補正予算案に、同フィールドの情報発信や誘致活動などの事業費3400万円を計上。すでに企業や学生団体から利用希望が寄せられているという。
建設技術実証フィールドでは…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル