公正な選挙を通じて、市民が自らの手で代表を選ぶ――そんな民主主義の基本を忘れているのではないか。ロシア各地で今月に行われた地方選をみると、疑念は募るばかりだ。
モスクワ市議選では、プーチン政権を正面から批判する候補者の多くが、書類の不備などを理由に立候補を認められなかった。市民らによる抗議デモを、治安部隊が弾圧した。
そうした手段を駆使しても、与党系は5年前の前回より大きく議席を減らした。
一方、ロシア連邦を構成する自治体のうち16カ所であった首長選挙では、与党系の候補者が全勝した。だが、額面通りには受け止められない。…… 本文:1,007文字
朝日新聞社
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