凄腕しごとにん
美濃手漉き和紙工房「コルソヤード」従業員
有沢悠河さん(21)
5センチ四方の和紙に折り筋を入れては開き、新たな折り筋を入れては開きを繰り返す。1ミリ未満のずれが生じると商品は台無しになる。
つくっているのは、折り紙のネコにアクリルコーティング加工を施したピアスとネックレスの「オリガミジュエリー」だ。83本の折り筋を入れた紙をつまようじやピンセットも駆使して折り進めると、立体的なネコの形が現れてくる。ぷっくりと膨らんだ胴体にしなやかそうに伸びる尻尾、精巧な口元。透け感があり、ガラス細工みたいだ。和紙が薄いうえに折りが細かいため、指先の力加減に集中する。「すべての指が正しい動き、力加減じゃないと顔が曲がったり、胴体にしわが入ったりする」
折り始めは幼稚園
独自にあみ出したこのネコの場…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル