統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件で、贈賄側とされる中国企業「500ドットコム」が特別調査委員会を設置し、疑惑が持たれている資金移動や、逮捕された顧問の役割について内部調査していると発表していたことが5日、分かった。発表は昨年12月31日付。
調査の公平性のため、潘正明・最高経営責任者(CEO)が12月30日付で一時的に退任。調査終了まで最高技術責任者が臨時CEOを務めるという。
また、陳旭東会長が12月30日付で辞任したことも発表した。陳氏の後任には、筆頭株主の半導体メーカー・紫光集団幹部、呉勝武氏が就任した。陳氏の辞任と汚職事件の関連については明らかにしていない。(北京=福田直之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル