子育てや独自の教育法など「子どもの未来」をあらゆる角度から深堀りするTOKYO MX NEWSの特集コーナーです。今回は自転車競技「BMX」の中学生ライダーに注目しました。夢はオリンピックでの金メダルと語り、アジア大会3位の実力を誇る中学生ライダー、東京・町田市に住む岸龍之介選手の思いに迫りました。
あどけない笑顔が印象的な中学1年のBMXライダー・岸龍之介選手は、クラスの人気者です。しかしそんな彼がひとたび競技に臨むと、果敢な攻めの姿勢でコースに挑みます。
岸選手は3歳の頃、足で地面を蹴って進むペダルのない自転車に乗り始め、レースで優勝を重ねました。天性のスピード感覚で前人未到の全国大会8連覇を達成し、5歳の時には日本人初の世界チャンピオンにも輝きました。走る楽しさにのめり込む中、4歳からはBMXの世界へと進みました。
BMXは1970年代にアメリカで生まれた競技で、スピードを競う「レース」は2008年の北京大会からオリンピック正式種目です。世界のトップ選手ともなると時速60キロを超えるスピードにもなります。1周300メートルから400メートルのコースを、専用の自転車で大小の異なるこぶやコーナーを攻略しながら走り抜けます。
これまで国内大会で幾度も優勝を果たしてきた岸選手は、2018年から日本の強化育成選手にも選ばれ、日の丸を背負って出場した2019年4月のアジア大会では3位に輝きました。
7月に行われる世界選手権を目標に汗を拭う日々とともに、さらなる未来を見据えています。岸選手は「世界のトップライダーになり、オリンピックに出場したい。一番は金メダルだが、できるだけいい成績を残し、BMXがもっと知られるようになれば。BMXの競技人口を増やし、BMXを盛んにしていきたい」と話しています。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース