新潟市を拠点に活動するアイドルグループ「NGT48」が18日、新潟市中央区のNGT48劇場で公演を開いた。5月にあった、元メンバーの山口真帆さんらの卒業公演以来、3カ月ぶりの公演となる。
この日、同市中央区の専属劇場で1期生16人がデビュー曲「Maxとき315号」など、AKB48の曲を含む計17曲を熱唱し、訪れたファンを沸かせた。
同グループは、昨年12月に当時メンバーだった山口さんがファンから暴行を受けたとされる問題をめぐり、運営会社AKS(東京)の対応に批判が集まっていた。同社の広報担当者は「これでスタートラインに立てたとは思っていない。ファンや新潟の皆さんの信頼を取り戻すためには、劇場で地道に活動している姿を見てもらうしかない」と話した。
山口さんのファンだったという新潟市西区の大学生高橋真美さん(19)はこの日の公演に訪れ、「騒動には納得できないけれど、やっぱり応援したいという気持ちもわいた」。一方、新潟県長岡市に帰省中の男子大学生(21)は、メンバーの4~5人が、歌いながら涙ぐんでいるのを見たという。「きっと心の底で思うところがあったんだと思う」と語った。(飯塚大和)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル