「『微陽性』とは、なんですか？」医師・医療ジャーナリストの森田豊が回答（ニッポン放送）

医師で医療ジャーナリストの森田豊氏が、新型コロナウイルス感染症の「微陽性」について解説した。

6月8日（月）のニッポン放送では「あなたがレポーター！ 一都三県 ラジオコロナ復興会議」と題して、リスナーから新型コロナウイルスにまつわる日常生活での質問を募集。「垣花正あなたとハッピー！」では森田氏が、医師・医療ジャーナリストの観点から様々な質問に回答した。

Q、巨人の坂本選手・大城選手が「微陽性」と言われていましたが、「微陽性」とはなんですか？

「『微陽性』という言葉は医学的になくて、コレを最初に聞いた医療従事者も『なんだろう？』と思ったんです。よくよく考えると『少し陽性気味だ』ということ。おそらくコレを言い出した人は、分かりやすく説明しようとしたのだと思います。 実際に、『微陽性』となると感染してかなり時間が経っていて、ウイルスが非常に少ないか、破壊されていて断片だけをひっかけている。そのため、人に感染することはかなり少ないとみています。実際にこの選手たちも翌日には陰性でしたからね」

プロ野球ファンである番組パーソナリティの垣花正が、「このニュースを聞いて不安になりました」と感想を述べると、森田氏は「PCR検査が拡充されて大勢の方が受けられるようになった一つの証かなと思っているので、私は明るく受け止めています」と、不安になる必要はないことを力説した。