「ああいうことしなければ円滑にできたか」 五輪談合、元次長の苦悶

 東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件で5日に初公判を迎えた大会組織委員会の元大会運営局次長・森泰夫被告(56)。罪を認める一方で、ではどうすればよかったのかと、悩める心境を明かした。

 「間違いありません」

 森元次長は裁判の冒頭、はっきりした口調で起訴内容を認めた。

 大学までは陸上の中距離選手だった。卒業後、東急電鉄での勤務を経て日本陸上競技連盟に入った。14年に東京五輪・パラ大会の組織委に出向し、競技会場の運営を担う大会運営局を率いた。

 この日は検察側の冒頭陳述などを聞いた後、被告人質問に臨んだ。

「初めての業者はやれない」

 森元次長は「(スポーツ)イ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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