任天堂の人気ゲーム「あつまれ どうぶつの森」(あつ森)で使用できるカードの偽造品を新潟県内の男性に販売したなどとして、新潟県警長岡署などは5日、横浜市港北区日吉本町2丁目の会社員好川葵容疑者(32)を商標法違反などの疑いで逮捕し、発表した。「偽カードを売ったことは間違いない」と容疑を認めているという。県警によると、同ゲームの偽造カード販売の検挙は全国初。
同署によると、好川容疑者は6月下旬ごろ、インターネットのフリマアプリ「ラクマ」で、県内や長野県に住む男性2人に、ゲーム上でキャラクターを呼び出せる「どうぶつの森 amiiboカード」の偽造カード計3枚(代金合計5900円)を販売し、販売目的で偽造カード約970枚を自宅で所持した疑いがある。
県警のサイバーパトロールで発覚した。偽造カードもゲームで使用できたという。同容疑者の自宅から偽造に使われたとみられる機器も見つかっており、同署はネット上で違法に入手したデータを使い、自ら偽造した疑いもあるとみている。取引記録などから、5月ごろから約800枚(計160万円相当)を販売したとみられ、余罪について調べている。(緑川夏生)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル