「あと数十cmで潰されてた…」車道の自転車“スレスレ”で追い越したバス 安全運転義務違反の可能性（関西テレビ）

今、ネット上で物議を醸している動画…。

＜動画の音声＞
「やべぇだろこいつ」

　車道を走る自転車をバスがスレスレで追い抜いていきます。

　身の危険を感じた後ろの自転車の男性がバスを叩くと、バスが急停車。自転車は前方をふさがれ、歩道へと追いやられました。

　この動画を投稿した人は…。

動画の投稿者：
「相当びびりました。怖いですよね。あと数十センチ左に来てたら、潰されてますから」

　自転車が走っていたのは、『自転車マーク』がある道路。一歩間違えれば事故につながるトラブルに。この件について街の人は…。

女性：
「バスが気をつけないと。（車を運転してると）自転車やっぱり怖いですね、信号無視が多かったり」

自転車の男性：
「スピードは気をつけて走ってます。（自転車レーンに）車を止められてたりすると隣の車線のほうに走ってしまう場合もあるんで。自転車は自転車のちゃんとしたレーンを作ってほしい」

別の男性：
「あんなギリギリ、意図的じゃなかったら事故になりますよね。必要以上に幅寄せしてると思うので、バスが悪くなっちゃうのかな」

　自転車の横をスレスレで走ったバスの行為は、法律違反にならないのでしょうか？菊地幸夫弁護士に伺います。

菊地弁護士：
「この場合は、バスの安全運転義務違反になると思います。自転車があそこを走ってよいというのは、マークがついています。その横をバスが通る場合には、安全な間隔をあけて通行しましょうというのが原則になります。映像を見ると、ちょっと幅が狭すぎたかと思います。お互いに気を付けて事故のないようにしていただきたいです」

（関西テレビ1月29日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい！菊地の法律ジャッジより）