「あの鳴き声は…」違法飼育、気付いたのは通りかかった警察官

角詠之

 メジロなどの希少な野鳥を捕獲して自宅で違法に飼育したとして、警視庁光が丘署は31日、東京都練馬区の男(78)を鳥獣保護法違反の疑いで書類送検し、発表した。

 メジロ17羽を始め、飼育が禁じられた鳥を5種類、計22羽飼っており、「可愛かったので飼育した」と話しているという。こうした事件の捜査を担当する署員が、近くを通りかかった際に鳴き声に気づき、発覚したという。

 メジロの飼育について、かつては許可を取れば1世帯あたり1羽だけ飼うことができた。ただ、鳥獣保護法の指針が改正され、2012年4月以降は新たな捕獲・飼育が禁じられた。

 署によると、男性は1月19日、飼育が原則禁じられたメジロやヤマガラ、アオジ、ウソ、ルリビタキの計22羽を自宅の庭先で飼育した疑いがある。供述から、20年9月~今年1月の間、自宅に「落としカゴ」と呼ばれるわなを使い、捕獲した疑いもあるという。

 こうした鳥の違法捕獲・飼育の罰則は、捕獲が1年以下の懲役または100万円以下の罰金、飼育は6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金。(角詠之)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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