ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、宗派を超えた大阪の若手僧侶らが27日、世界平和を祈って大阪・ミナミを練り歩く。先頭に立つのは、ヴォルコゴノフ慈真(じしん)さん(32)。真言宗御室(おむろ)派如願寺(にょがんじ、大阪市平野区)のロシア人僧侶だ。宗教者として命の尊さを訴える。
平和の行脚は、主に40歳以下の大阪市の僧侶らでつくる市仏教青年会が企画した。市仏教会や大阪府仏教会、府仏教青年会に声をかけ、数十人の僧侶が参加する予定だ。
4月下旬、市仏教青年会の会長で帰命寺(きみょうじ、同市大正区)の児玉智道(ともみち)副住職(41)がヴォルコゴノフさんに相談した。「ロシア人だからと批判されることもあるだろうし、ロシアにいる家族のことも心配だろうが、同じ僧侶として一緒に平和を願ってほしい」。児玉さんの依頼に、ヴォルコゴノフさんはうなずいた。
毎朝、如願寺の本堂で世界平…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル