今年もあなたと「いただきます」。平らげられないお皿でも。あの日から28年たっても。
1月13日放送の「かんさい熱視線」(NHK総合)は、1995年の阪神・淡路大震災のその後を伝える。テーマは食事。亡き家族を思って作り続ける料理を通し、震災から28年の現在地を描く。
ハンバーグ、ひじきの煮物、もつ鍋……。
カメラが切り取る食卓には、どこにでもありそうな料理が並ぶ。
いなくても成長思う
でも、「いただきます」と言ってくれた人はもういない。
当時5歳だった娘を亡くした女性は、娘の好物を今も時々作る。
ひじきの煮物。毎日じゃないのは、娘も成長していると思うから。
食べることで、時間が進んでいく。喪失と向き合う遺族の日々を見つめます。
生きていれば30代。もう巣…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル