「いなくてよかった」独り言恥じた 空襲と震災祈り重ね

ひと 東京大空襲、東日本大震災の慰霊法要を続ける僧侶 大谷徹奘さん(56)

 奈良・薬師寺の僧侶、大谷徹奘さん(56)は3月10日の東京大空襲、翌11日の東日本大震災の慰霊法要を続けている。東京の実家の寺で法要をした後、宮城県石巻市の旧大川小学校で経を読む。震災翌月に石巻市に入り、ここにいなくてよかったとつぶやいた独り言への後悔があるという。戦争を知る2人の「父」の影響も大きい。

 奈良の世界遺産・薬師寺の僧侶だ。毎年、東京大空襲の3月10日は東京の実家の寺で、翌11日は東日本大震災の被災地の旧大川小学校(宮城県石巻市)で慰霊法要を続けている。今年は新型コロナウイルスの影響で延期する。

 震災の翌月、石巻市に入った。…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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