元ジャニーズJr.の男性が朝日新聞の取材に、ジャニー喜多川氏(2019年に死去)から性被害を受けたと証言した。男性は約30年前に被害を告発した過去がある。喜多川氏の性暴力疑惑について、「このままだとまたうやむやになりそうだ」と危惧する。
男性は首都圏で会社を経営しているハヤシさん(仮名、50代)。知人がジャニーズ事務所に入っていることがきっかけで、中学3年生の時に写真付きの書類を事務所に郵送した。
「オーディションに来てください」という書類が届き、東京都内のスタジオに向かった。同年代の男の子が20~30人いて、順番に喜多川氏と一対一の面接をしていった。
喜多川氏からタレントで誰が好きかと聞かれ、当時のトップアイドルの名前を挙げた記憶がある。特に合否は告げられず、今後日曜日のレッスンに来るようにとだけ言われた。
しばらくレッスンに通った後、喜多川氏から「コンサートを見においでよ」と誘われた。新宿で先輩タレントのコンサートを見た後、喜多川氏が運転する車で青山の別のコンサートに向かった。楽屋や車内ではあこがれていた先輩タレントと間近で接し、「舞い上がるような気持ちだった」。喜多川氏に促され、当時は珍しかった自動車電話で自宅に電話し「合宿所に泊まる」と伝えた。
原宿の「合宿所」と呼ばれる…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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