全日本吹奏楽コンクールの常連で、甲子園での応援団の演奏で知られる大阪桐蔭高校(大阪府大東市)の吹奏楽部が、在宅で演奏する動画「テレワーク合奏」が話題になっている。星野源さんがSNSに投稿した「うちで踊ろう」の動画に合わせ、部員約140人が息の合った演奏ぶりを見せる。14日の投稿からユーチューブでの視聴は40万回を超えた。
動画は2分17秒あり、細かく分割された画面に、制服姿の部員が自宅や屋外で、楽器を準備する様子が映る。梅田隆司監督のタクトを合図に、生徒たちがそれぞれのパートごとに音を出し、星野さんの歌声と一緒に息の合った演奏を繰り広げる。
新型コロナウイルスの影響で、吹奏楽部は3月中旬から活動を自粛。学校も休校が続く。梅田監督は「張り合いが持てる目標を」と、「テレワーク合奏」を思い立った。生徒がそれぞれ録画した演奏の動画を組み合わせ、第1弾を今月11日に投稿。好評だったため、第2弾として話題の「うちで踊ろう」に挑んだ。
梅田監督の友人の作曲家が各パートごとの楽譜を作り、各部員は音源でリズムを共有しながら、スマートフォンなどで自身を撮影した。楽器のパートごとに、LINEグループでやり取りし、撮り直しも重ねた。
録画する環境はそれぞれ異なるため、音の大きさが違ったり、演奏の様子がうまく映っていなかったり。梅田監督は「演奏自体は問題は無かったが、撮影が慣れていないことで難しい部分があった」と振り返る。
自宅の防音が十分でないなど演…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル