「おばちゃん、スナックロール焼いて」 名古屋に息づく意外な駄菓子

 今も昔も、駄菓子は子どもの大好物だ。そんな駄菓子を使った料理で、子どものおなかを満たし続ける個性的なお店が、名古屋にある。看板メニューは「スナックロール」。いったい、どんな料理なのか?

 「おばちゃん、きょうも来たよ」

 3月の平日。午後3時半すぎ。名古屋市北区のお好み焼き店「つねかわ」に、授業が終わった小学生が続々とやってきた。

 店内には、たくさんの駄菓子が並ぶ。約100種類のお菓子のほか、くじ引きなども置いてある、昔ながらの「駄菓子屋」の雰囲気だ。子どもたちは小銭を握りしめて、思い思いの駄菓子を買い込んだ。

 店は1975年に恒川幸子さん(72)が開いた。当初はお好み焼きだけを売っていたが、小学生が「焼き上がるまでにお菓子を食べたい」と言いだし、徐々に駄菓子も扱うように。「駄菓子も買えるお好み焼き屋」に変貌(へんぼう)を遂げた。

 現在お好み焼きは約20種類あるが、看板メニューは多いときで一日数十個の注文が入るという「スナックロール」(100円)だ。

 「おばちゃん、スナックロー…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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