《(街中を歩いていると誰かが)寄ってきて何か言ってくるようなのを感じた。人混みの中だとそういうのがあった》
青葉真司被告(45)は公判で弁護士から中学生のころの体験を問われ、こう語った。
しかし兄に相談すると「根性がないからいけないんだ。根性で治せ」と言われ、医師にも相談しなかったという。
この時期、中2で公立中学から別の公立中学へ転校した。ところが、居心地が悪く、次第にまったく登校しなくなった。
中3になり、妹と同じフリースクールに通い始めた。
《学年の異なる15人ほどが学んでいた。学習内容は中学校と変わらなかったが、疑問に対して(人数が少ないので)全部答えてもらった。それで逆に興味を持って行くようになった》
公判で青葉被告は当時を振り返った。
特に理科のイシハラ先生に「なついていた記憶がある」という。卒業後は働くつもりだったが、定時制高校に進むことにした。イシハラ先生に報告すると、「お前なら絶対できる」「フリースクールにはもう戻ってくるなよ」と励ましてくれたという。
高校が「一番良い時代だった」 バイトにやりがい
1994年4月、県内有数の進学校に併設された定時制(4年課程)に入学した。
この時期の幻覚症状について…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル