新型コロナウイルス対応のまん延防止等重点措置が5県で解除された。島根県で、措置期間中に「休業」の貼り紙が貼られていた繁華街や観光地では、不安と期待が入り交じった声があがった。
松江市東本町のスナック「黄昏(たそがれ)」の松浦登喜子さんは期間中、娘と2人で営む店を完全に閉めていた。県内に重点措置が適用されたのは今回が初めて。客足は完全に遠のくと予想したのが大きな理由だが、感染者数が増え続ける中での営業にリスクも感じていたためだ。
現在、県内での感染拡大は比較的抑えられているが、全国的には連日多くの感染者が発表される中での解除。「本当は延長してもらいたかったくらい。お客さんには来てもらいたいけど、不安もある。気持ちは複雑で、当面はぴりぴりしながら店を開くことになると思う」
多くの観光客でにぎわう出雲…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル