ある地方紙の朝刊社会面に3月16日、14センチ×10センチの小さな意見広告が載った。見出しは「その苦情、行き過ぎじゃありませんか?」。出稿したのは、地域を支えてきたと自負する男性社長。地域をおもうがゆえの意見だった。
今年1月、秋田県北部で路線バスや観光バス、タクシーを運行する「第一観光バス」(同県能代市)の事務所で電話が鳴った。
バス運転手の不手際を指摘し、「クビにしろ」と怒鳴っていた。申し訳なさそうに応対する社員の姿が、男性社長(60)の目に映った。
報告を受け、バスのドライブ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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