「お持ち帰り始めました」大相撲に縁深い岐阜の染め物店が飲食店にのぼり無料提供 (スポーツ報知)

 大相撲ののぼり旗などを手がける岐阜の染め物店「吉田旗店」では8日から、「お持ち帰り始めました」と大書された旗を作製し、飲食店に無料配布している。売り上げ減少をテイクアウトでカバーしてほしいと、印染業生産者の団体「全国青年印染経営研究会」の呼びかけで始まり、賛同する店は11道府県に広がっている。発案したのは同会会長の亀崎昌大さん(47)。目立つようにとデザインは白地に赤い文字で統一した。

 「吉田旗店」では2日にSNSなどで希望を募り、11日時点で31枚を飲食店に手渡した。6代目・吉田聖生さん(54)は「できることをしたいと思った。みなさん喜んでくれて、ものづくりの良さを再認識できた」。

 岐阜にある佐渡ケ嶽部屋後援会に属している関係で、元大関・琴奨菊の結婚式にも参加するなど相撲とは縁が深い。大相撲ののぼり旗は本場所、巡業時に作成する「主力商品」だ。しかし20年夏場所は中止、名古屋場所も東京開催になり「相撲関係の仕事が入ってくるのは時間がかかるのかな」と不安は大きい。先行きが見通せない状況だが、「少しずつ明るいニュースが出てきてくれれば」と早期収束を願った。(竹内 夏紀)

報知新聞社

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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