福岡県筑紫野市の老舗旅館「大丸別荘」が、大浴場の湯の取り換えを年2回しかせず、県に虚偽報告をしていた問題で、県警は10日、公衆浴場法違反の疑いで大丸別荘の家宅捜索を始めた。
県などによると、大丸別荘は昨年8月、県保健所の調査に虚偽の管理簿を示し、湯の取り換えや塩素注入が適切だったと説明。だが実際は、週1回以上必要と定められた湯の取り換えは年2回のみで、殺菌用の塩素注入を怠っていた疑いがある。
大丸別荘の浴場では、同年11月の抜き打ち検査では、基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌を検出。県は今月8日に、前社長の山田真氏と法人の大丸別荘を公衆浴場法違反の疑いで県警に刑事告発していた。県の調査に虚偽報告をした場合、同法などで2万円以下の罰金が定められている。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment